宝塚歌劇の殿堂はヅカファンにとってはまさに聖地!大劇場を訪れたらぜひ行きたい場所のひとつです。
殿堂の場所(入口)、チケットの買い方や再入場、所要時間がどのくらいかかるかetc.お伝えします。殿堂入りした卒業生、スタッフリストも後半に載せています。
宝塚歌劇の殿堂、場所はどこ?
殿堂の場所は宝塚大劇場の2F、3Fです。キャトルレーヴの入口横にあるエレベーターで2Fへ上がると殿堂の入口があります。
宝塚歌劇の殿堂、チケットはどこで買えばいい?
殿堂の入館チケットは、殿堂の入口にある受付で購入します。大劇場のチケットカウンターではありませんので気をつけてください。入館料は500円です。※小学生から有料
Sポイントも付きますので、ポイントをためている方はカードを提示しましょう。
宝塚友の会会員は割引があります
友の会会員は会員証1枚につき2名まで250円に!この特典はジュニア会員でも使えます。会員証をお忘れなく。
殿堂のチケットは通常料金(赤)、割引料金(青)の2種類あります。
公演チケットで割引はありません
大劇場公演のチケットがあっても割引にはなりません。入館料がかかります。
公演チケットがなくても入れます
殿堂の入館料は公演とは別です。なので大劇場公演のチケットがなくても入れます。
当日に限り再入場できます
殿堂の入口は2Fで、出口は3Fです。3Fへ上がると2Fに戻ることはできません。
でも受付で入館券を見せると当日に限り1回再入場できます。チケットの裏面に日付印が押されますよ。
歌劇の殿堂を見る所要時間はどのくらい?
歌劇の殿堂は2Fが殿堂ゾーン、3Fが企画展・現在の宝塚歌劇ゾーンという構成になっています。
全部しっかり見ようと思ったら、1時間~1時間半は時間をとってください。2Fはあまり展示替えがないので、時間がないなら期間ごとに展示が変わる3Fを中心に見た方がいいです。
3Fでは映像(10~20分程度)が上映されていることもありますので、映像も見るなら余裕をもった予定を立ててくださいね。
混雑をさけてゆっくり見る方法
歌劇公式の混雑予想時間をもとに、表を作ってみましたので参考にしてくださいね。ただその日によって混み具合はちがうので意外に空いていることも。
やはりみなさん観劇前後に足を運ぶようですね。ゆっくりできる方は上演中に行くとたいてい空いています。13時公演(1回公演)、11時公演(2回公演)の上演中がねらい目です。
公演の休憩時間に見るという方法も
私は過去に大劇場公演の休憩時間30分を使って殿堂に入ってみたことがあります。2Fはサラッと、3Fは思いのほかしっかり見られましたが、映像コーナーはチラ見程度しかできませんでした。
そして開演5分前のベルが聞こえて焦って客席へ走って戻る、という感じでした。館内は空いていたので、見たいポイントだけゆっくり見るならオススメです。
ここからは歌劇の殿堂をフロアごとにご紹介します。
2F:殿堂ゾーン
2Fは宝塚歌劇の発展に貢献した方々の功績を紹介する殿堂ゾーンです。卒業生66名、スタッフ38名の個人ブースがあり、手形やゆかりの品が展示されています。
入口に個人ブースのマップがありますので、お目当ての方がいたら、場所をチェックしてくださいね。2Fは写真撮影禁止です。
ゆかりの品はその方によってさまざま。
たとえば、初風諄さんがマリー・アントワネットを演じたときに使用された扇。
植田紳爾先生の『風と共に去りぬ』自筆原稿など、長年大切に保管されていた品が展示されています。
こちらはオープン当時のニュース映像。殿堂ゾーンも紹介されています。
それでは3Fへ行きましょう。一度3Fへ行くと2Fには戻れませんので気をつけてください。この窓からの景色がわりと好きです。エレベーターを使いたい方はスタッフさんに声をかけてくださいね。
3F:企画展ゾーン、現在の宝塚歌劇ゾーン
3Fはふたつのゾーンに分かれています。3Fは写真撮影OKです。スマホ片手に楽しんでください!(動画はNGです)
企画展ゾーン
年に数回テーマを設定して展示されています。宝塚歌劇の歴史、退団するトップスターの特集、海外公演の紹介などテーマはさまざまです。展示に関連した映像が上映されることも。
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現在の宝塚歌劇ゾーン
大劇場で上演中の組展示がされています。最近の公演で使った衣装・小道具を近くでじっくり見られます。
どれもすごく作り込まれていて、細かなところまで見られるので楽しめますよ。
小道具の体験ができることも。
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大羽根&シャンシャンでフィナーレ体験
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大羽根の前に立って撮影すると、まるで背負っているかのような写真に。110周年のシャンシャンも用意されていますよ。
各組の前任トップスターの手形も
各組の前任トップスターの手形もあります。2Fの手形は触れませんが、3Fの手形は指輪などアクセサリーをはずせば、さわってもOK!ご自分の手を重ねて写真を撮っても大丈夫です。
殿堂入り卒業生とスタッフのリスト(2024年現在)
宝塚歌劇の殿堂ゾーンで紹介されているスターとスタッフのリストです。宝塚歌劇100周年にオープンした当時は100人でしたが、現在は105人に増えています。
殿堂入り卒業生
殿堂入りしている卒業生は67人です。
高峰 妙子 1913-1927 |
雲井 浪子 1913-1919 |
天津 乙女 1918-1980 |
門田 芦子 1919-1938 |
奈良 美也子 1919-1939 |
雲野 かよ子 1921-1942 |
小夜 福子 1921-1942 |
初音 麗子 1925-1945 |
草笛 美子 1927-1940 |
佐保 美代子 1928-1944 |
葦原 邦子 1929-1939 |
春日野 八千代 1929-2012 |
冨士野 高嶺 1929-1972 |
神代 錦 1930-1989 |
園井 惠子 1930-1942 |
久美 京子 1931-1940 |
打吹 美砂 1932-1972 |
轟 夕起子 1932-1937 |
美吉 左久子 1933-1979 |
天城 月江 1935-1978 |
沖 ゆき子 1936-1981 |
深緑 夏代 1936-1955 |
淡路 通子 1938-1984 |
大路 三千緒 1939-1980 |
乙羽 信子 1939-1950 |
越路 吹雪 1939-1951 |
月丘 夢路 1939-1943 |
淡島 千景 1941-1950 |
久慈 あさみ 1941-1950 |
南 悠子 1941-1971 |
故里 明美 1942-1959 |
宮城野 由美子 1943-1951 |
明石 照子 1946-1962 |
新珠 三千代 1946-1955 |
八千草 薫 1947-1957 |
淀 かほる 1947-1966 |
寿美 花代 1948-1963 |
有馬 稲子 1949-1953 |
鳳 八千代 1950-1958 |
星空 ひかる 1951-1965 |
朝丘 雪路 1952-1955 |
真帆 志ぶき 1952-1975 |
麻鳥 千穂 1953-1970 |
那智 わたる 1953-1968 |
浜 木綿子 1953-1961 |
藤里 美保 1953-1964 |
内重 のぼる 1954-1967 |
扇 千景 1954-1957 |
加茂 さくら 1955-1971 |
葉山 三千子 1957-1996 |
松本 悠里 1957- |
上月 晃 1960-1970 |
甲 にしき 1960-1974 |
古城 都 1960-1973 |
初風 諄 1961-1976 |
榛名 由梨 1963-1988 |
鳳 蘭 1964-1979 |
汀 夏子 1964-1980 |
安奈 淳 1965-1978 |
瀬戸内 美八 1966-1983 |
松 あきら 1966-1982 |
麻実 れい 1970-1985 |
峰 さを理 1972-1987 |
大地 真央 1973-1985 |
大浦 みずき 1974-1991 |
剣 幸 1974-1990 |
遥 くらら 1974-1984 |
※敬称略、下段は在籍年数
殿堂入りスタッフ
殿堂入りしているスタッフは38人です。
小林 一三 創設者 |
小林 米三 理事長 |
小林 公平 理事長 |
吉岡 重三郎 理事長 |
引田 一郎 理事長 |
白井 鐵造 理事長・演出 | 植田 紳爾 理事長・演出 | 久松 一聲 理事・演出 |
岸田 辰彌 理事・演出 |
水田 茂 理事・演出・振付 |
高木 史朗 理事・演出 |
内海 重典 理事・演出 |
渡辺 武雄 理事・演出・振付 |
横澤 英雄 理事・演出 |
鴨川 清作 理事・演出 |
小原 弘稔 理事・演出 |
柴田 侑宏 理事・演出 |
酒井 澄夫 理事・演出 |
岡田 敬二 理事・演出 |
草野 旦 理事・演出 |
三木 章雄 理事・演出 |
楳茂都 陸平 演出・振付 |
坪内 士行 演出 |
河崎 一朗 理事・作曲 |
高橋 廉 理事・作曲 |
入江 薫 理事・作曲 |
中元 清純 理事・作曲 |
寺田 瀧雄 理事・作曲 |
吉崎 憲治 理事・作曲 |
喜多 弘 振付 |
羽山 紀代美 理事・振付 |
アキコ・カンダ 振付 |
石濱 日出雄 装置 |
渡辺 正男 装置 |
大橋 泰弘 装置 |
小西 松茂 衣装 |
静間 潮太郎 衣装 |
任田 幾英 衣装 |
※敬称略
宝塚歌劇の殿堂
営業時間:1回公演時 10:00~17:00、2回公演時 9:30~17:00
料金:500円(友の会会員は割引あり)
休館日:宝塚大劇場 休演日
電話番号:0570-00-5100(10:00~18:00/月曜定休)
公式サイト:宝塚歌劇の殿堂